Segwit2xはビットコインが分裂するという結果になる可能性が濃厚、その理由は?
11月9日12:00追記
Segwit2xはキャンセルされました。
突如キャンセルが発表されましたので、ご報告しておきます。
目前に迫るSegwit2xは分裂か否か?
ネット上では
ビットコインにSegwit2xが導入されたらビットコインはゴミになる!
0円になるから早く逃げろ!
という内容を発端とした論争が一部で起きていましたが、現在の所はビットコインコアが開発しているビットコインにSegwit2xが導入される予定はありません。
つまり、11月16日に起きると予測されているのは、ビットコインの分裂です。
せっかくですし、今回はその話でもしましょうかね。
Segwit2xは確かに多くのマイナーからサポートを受けていて、CoinDanceで確認したところなんと8割以上の支持を集めています。
https://coin.dance/blocks
つまり、一部のマイナーを除くものの、Segwit2xの導入に賛成しているマイニングプールはかなり多いです。
さらにSegwit2xはすでに導入のカウントダウンがスタートしています。
本日11/8 14:30時点で上記のような状態。
残り8日でハードフォークが発生するのはほぼ間違いありません。
しかし、ビットコインの開発は今もビットコインコアが大部分を担っていて、その割合は64%。
ビットコインコアはビットコイン開発の要です。
そして気になるビットコインコアですが、相変わらずSegwit2xには批判的で、公式ブログでもビットコインコアが開発していくビットコインとSegwit2xは別物である事を以前から発表しています。
Bitcoinネットワークのコンセンサスルールへの互換性のない変更の提案である「Segwit2x」は最近、増加した露出を受けています。Segwit2xプロポーザルの実装であるbtc1プロジェクトは、既存のソフトウェアに必要なアップデートであると信じるような誤解を招く試みがありました。そうではありません。その代わりに、それは既存のネットワークルールとは矛盾しており、ユーザーはすぐにブロックとトランザクションの有効性についてネットワークの他の人たちと意見を異にするでしょう。
btc1(Segwit2x実装サポート)はBitcoin Coreに接続されていません。通常のBitcoin Coreの貢献者はbtc1をサポートしておらず、プロジェクトへの接続もなく、提案されているハードフォークの設計に関与していませんでした。
Bitcoinのコンセンサスのルールは、控えめに変更するだけで、コミュニティ全体から幅広い合意が必要です。Segwit2xは、そのプロセスと実装の両方において、多くの人々に反対してきました。Bitcoin CoreはSegwitソフトフォークを引き続きサポートし、今後Bitcoinの規模をさらに高めていくことを楽しみにしています。
情報ソース>>Segwit2xとbtc1の誤情報の修正
コアはSegwit2xのハードフォークが近づいた現在もこの姿勢を貫いています。
この仲違いはすでに決定的なものとなっており、コア側は折れる様子は一切ありません。
まあリプレイ攻撃への対策がないコインって、信用度0ですから
コアが折れないのは当たり前ですよね。そんなの採用する企業なんていないよ。
(※ただし、分裂時には多くのマイニングプールが参加するだろうから、価格はBCH以上になると思ってます。12~15万だと予想しています。)
というわけで、開発の主たるビットコインコアが参加しない時点で、これまでのビットコインとSegwit2x導入のビットコインは別物になる可能性が高く、海外の多くの企業も「ビットコインは2つに分裂する」という風に見ているわけです。
あくまでこれは海外各所から出ている話であったり、僕の個人的な見解にしかすぎませんが、いろいろ情報を集めた限りではこんな状態です。
まあ、大どんでん返しがないとも限りませんからあまり鵜呑みにせず、いつも通りです。
あくまで参考程度にされておいてくださいね。
天才ビットくん
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