ビットリージョンが破綻したその理由は?風評被害で沈んだ安全神話
ビットリージョンがついに破綻!撃沈したリージョン神話
ご存知ビットリージョンのGHの停滞は、
もはや揺るがない事実であり、大きな問題となっています。
ビットリージョンへの投資は9月頃からスタートさせて現在に至るわけですが、これまでのGHは長くても10日間程度でした。
それが、1か月たっても引き出しの見通しが立たないのはこれが初めてとなります。
僕自身45ビットほど突っ込んだままなので、どうにかならないか・・・とあれこれ考えてはいたものの、
どうにもなんねえ(・ω・)
というのが結論です。
停滞してから1か月が経過した今、個人的な結論で申し訳ないですが、
ビットリージョンはすでに破綻していると見なして良いです。
回収見込みはありません。
これについては意見が分かれるかと思いますし、
このようなネガティブな記事を書かれると、もっと状況が悪くなる。
というご意見もあるかと思います。
ただ、実際にここ数十日の動きを見ている限り、
ユーザーによる自力での復活は完全に不可能だというのは間違いありません。
破綻とは、
「物事が、修復しようがないほどうまく行かなくなること。行きづまること」
を言います。
まさに行きづまった現状を表す言葉として、
「ビットリージョンは破綻している」
というのが最も適切だと言えます。
では、2016年の年末までは好調のはずだったビットリージョンが、破綻してしまった理由とはいったい何だったのでしょうか?
今回はその原因について、中立の立場で考察していきます。
発端はビットリージョンの風評被害
まず、大きな要因となった事件は1月4日と5日に起きた、一部グループの一斉GHだと言われています。(誤植修正しました:PH⇒GH)
この件で、よく名前が挙がってくる方としては、いZみさん、TいYうさんの2名です。(プライバシーに関わる恐れがあるため、伏字とさせていただきます)
正直、僕自身彼らの事は全く知りません。実名なのか、ビジネス名なのかも不明です。
いや、興味も特にないんですがね(笑)
で、この方たちが何をしたと言われているかというと、
他のHYIP(D9やクルードマイナーズ)に、自分たちのグループ会員たちを丸ごと移動させた、とされています。
実際にそれだけだったら大きな問題にはならなかったのですが、
この誘導でグループの会員さん達が行った行動が、思わぬ形でビットリージョンを崩壊させることとなります。
ビットリージョンが終わる!
「ビットリージョンは仕組み的に破たんは確実だし、2017年早々には終わるのは明白。
まだリージョンやっている人は、すぐに全額GHをして、ビットリージョンから撤退してください!」
彼らの発言で、一部のグループ内で流れた伝達は、だいたいこんな感じだと思われます。
その注意に呼応したグループ内の100名を超えるであろう会員たちは、一斉にビットリージョンからの全額撤退GHを行います。
実はこの時の話には根拠やソースも特にあるわけではなく、
その噂を流した真相とは、
ネガティブな噂を流すことでダウンライン(下についている人)を原資ごと新たなネットワークに誘導しようという試み。
ようは、自分の紹介につけて紹介料を得たい。
ビットリージョンに乗り遅れたから、上に行きそびれてしまった。
だからD9やライトライズなどの別のHYIPへ引っ越しさせれば、紹介料を荒稼ぎできる!
という考えからきているものだと言われています。(あくまで噂です。実際どうなのか、興味がなかったので知りません)
図にするとこんな感じ?
実に見事な手際だったと賛辞を贈っておきます。
投資先として紹介したHYIP(クルードマイナーズ、マイナービズ、サンライズビットコイン)が詐欺サイトだった。というとんでもない事態も一緒に引き起こしたみたいですが(笑)
この手の話題で出てくるのが、ビットヒーローなkyまさん(伏字)ですね・・・。
彼が推奨していたビットポートフォリオですが、その会員に入っていた人たちから、
最近(2017年4月)になって「実は知らぬ間に自分のビットリージョンの預金が全額GHに回されていたので渋滞にハマッた」という話が上がってきています。
この会員さんたちも、渋滞の要因になってしまったようです。
更に、悪意のある噂が会員たちの口ぐちから発せられ、
瞬く間にネットに広がった事が、渋滞を引き起こした直接の原因となります。
(彼らのトップが仕掛けた組織的な行動だったと言われています)
多くのネット媒体で、この悪意のあるデマが瞬く間に広がります。
これがいわゆる、
「ビットリージョンで2000万詐欺に遭った!!」事件です。
ビットリージョンに長く投資している人だったら、
これが小学生の知能レベルのデマだというのはすぐに分かります。
だって、ビットリージョンには1人3アカウントで90ビットまでしか入れられませんから、
被害に遭う金額は、最大でも900万程度にしかならないからです。
残り1100万はどこから来た!?w
ツッコミどころ満載なこの噂、僕も全く相手にしませんでした。
ですが、年末時期に大量に入っていたユーザーの多くは、GHの順番が思っていたよりも長かった事もあり、単純にビットリージョンは“お金が増える儲け話"ぐらいにしか知識を持たなかったため、この噂を耳にした途端に不安に駆られました。
「今のうちに全額GHしなきゃ!」
そう思った方は少なくない人数に及んだようです。
そして起きたのが、
1月4日、1月5日の一斉GH!
それまで蓄えてきたフルアカウント(20~30BTC)をいくつも所有していたグループ会員たちが、一斉にGHしたことにより、一気に列の長さは2000件以上増大。
さらに悪評によって誘導された人たちが次々にGHに殺到し、
通常時である6000よりも上の、8000、10000と日を追うごとに増えていくことになります。
さらに彼らは「ビットリージョン」という検索ワードにお金をかけて広告を打ち、
“ビットリージョンは詐欺である"という内容のサイトに誘導をかけて、人々の不安を煽りに煽ります。
まさに徹底したビットリージョン叩きを行ったわけです。
そして思わぬGH渋滞に慌て始めた一部のユーザーたちが、リスクの長期化を恐れて次から次へとGHの列に並び始めます。
彼らの悪意ある行動が、見事に成功した瞬間でした。
大規模GHが、年末につっかえていたGH列と重なってしまう
そして年末年始という時期もあり、GHの列が通常より伸びてしまっていたビットリージョン。
お金の流れが止まっている、年始というタイミングの悪さも混乱に拍車をかけたと原因だと思われます。
それまで5~6日あればGHできていたはずなのが、1月3日ごろのGHが、約10日間かかってようやく完了していたたことからも、それは明白です。
そしてデマによって通常より遅いペースで進んでいたPHの流れは、ついに大量GHの列に捕まります。
利子だけなら1~5ビット程度の出金。という流れでここまで来ていたのが、1月4日と1月5日だけでもなんと20~30ビットのGHが多数。
噂を聞いて、退避しようとした人たちでわんさかと溢れた状態です。
30ビットの山を賄うためには、日本人会員約10名分ぐらいのPHが必要とされます。
そしてその山がたくさんあるわけですから、
結果としてGHの速度は急降下。
これが長い停滞を生み、
そしてビットリージョン破綻への引き金となったわけです。
破綻したのは、こういった事態が起きる事を想定していなかったビットリージョンの責任ですが、その口火を切ったのは、彼らの行動であることは間違いありません。
積み重なり、進まないGH
大量GHの山を砕いている間も、徐々にそして確実に、後ろの列はどんどん混み合い始めます。
ついには1万を突破し、それでもさらに毎日2000件ほど追加。
さすがに怖くなってきたのか、この辺りで
「一度全部取り出しておこう」と判断をした方も多いのではないでしょうか?
そしてそんな人々の不安は膨らみ続け、さらにGHは混乱していきます。
12000、14000、16000、18000、20000。
ついには2万の大台を超え、しかしGHの順番は一向に進まない。
ここで、ビットリージョンの動きに不安を覚えた人たちが、徐々に追加投資のPHを控えるようになります。
そして日にちが過ぎたことで、反対に利子を取り出そうとする人たちはGHの列に並び、結果としてどんどん列は伸びていったわけです。
2月中旬になっても、その列は一向に改善の余地はなく、ついには
「混乱している今はPHはできないし、新たな勧誘もできない」
という状況まで追い詰められます。
減るPH、増えるGH。
この図式を崩すことができないまま、ビットリージョンは破綻への道を歩むこととなります。
悪評によってこれほどまで簡単に転ぶ事になろうとは、年末の段階では誰も思いもしなかったはずです。
特集:ビットリージョン崩壊となったもう一つの理由とは?
信じる心を打ち破るリージョン運営
そして破綻の大きな原因のひとつとなったのが、
肝心のリージョン運営側の対応です。
今回の事態について運営側は、
「あくまで風評被害によって起きた事だし、システムに問題があるわけではないから対応するつもりはない。日本人がなぜそんなにパニックを起こすのか理解できない」
という趣旨の発言をしていたと言われています。(これも噂で聞いただけです)
そして、結局コメントを出さない。対応もしない。
という致命的な判断ミスが、日本人の不安をさらに拡大させていきます。
混乱が起きた初期の段階で、せめて何かしらのリージョン側からコメントなどのアクションがあったならば、恐らく今とは全く違った状況になっていたと思います。
「問題は小さいうちに潰しておかないと、もっと大きな問題になってしまう」
会社の経営に携わるような人なら誰でも当たり前に知っている事ですが、
このシステムを考えた特別頭の良い彼らはそんな当たり前のことを知らなかったわけです。
まとまりがない運営者たち
ご存知の通り、ビットリージョンは会社や国、組織ではなく、コミュニティーの一環です。
ビットリージョン自体、イギリス、スペイン、シンガポール、フィリピンのスペシャルシステムエンジニア達が立ち上げた!というものですから
まとまった意思を持って行動しているグループではありません。
そして、
組織ではない=責任を持って進めていける人がいない
という事に他なりません。
つまり、「今回の事態をどうにかしたい」
と思っているエンジニアがいる一方でも、
「自分たちはどちらにしてもチケット代で稼いでいるし、ここまででも結構稼いだ。上手くいかなかったならビットリージョン運営をやめればいい」
と思っているエンジニアがいても不思議ではないわけです。(人の心は覗けませんので、実際のところは分かりませんが)
これが会社や組織であれば、リーダーとなる人物が号令をだし、問題の解決に努めるのでしょうが、思想も方針もバラバラな個人であるエンジニアたちではそうはいきません。
だから単純で最も簡単な解決策である
「運営資金の投入」という手段を、彼らは打つことができないのです。
それは、彼らの行動を見れば誰の目にも明らかです。
行動どころか、何もコメントもしない。問い合わせにも一切の返答をしない。
これがビットリージョンの更なる不信を呼び、ビットリージョン自身が風評被害を拡大させた原因である事は間違いありません。
これがある意味、完全な致命傷でした。
彼らからすれば、
「あくまで風評被害を起こした人が悪いし、それでパニックになったユーザーが悪い」
と思っているのかもしれませんが、、、
問題発生後1か月以上経っても(もうすぐ2か月)、コメントの一言すら発表していません
彼らが、自分たちの行動にも大きな問題があったことに気付くことは、どうやら無いようです。
※追記・2017年3月になって、ようやくコメントを発表しました。
こうして、ビットリージョンは誕生から1年を迎えることもなく、
その無残な姿を晒したまま、謎の解決策、通称「アサイン砲」を放ちながら
破綻への道を着実に歩んでいったわけです。
ビットリージョン再生のカギは?
ビットリージョンは破綻しました。これは揺るがない事実です。
ですが、一度破綻したこの仕組みを再度復活させる方法は
実は存在します。
素人の僕でも簡単に考え付く方法を挙げるようとするなら、いくつか出てきます。
①すべてのGHを一旦強制的にキャンセルさせて、GHできる量に制限をかける。(保有の10%までをGH上限とし、残りは強制PHさせる。など)
②ビットリージョンが保有しているビットコインを、一気に放出して流れを戻す(段階的なものでもOK)
③現在GHしている人に、1ビットPHしたら順番を速める権利をあげる(笑)
②はないですね。
書いていて、これはありえないな。と思いました(笑)
残念ながら、彼らが自分たちの損になり得ることを許容する可能性は高いとは思えません。
それはこれまでの経緯から見ても明白です。
③は、実は強制的に新たなPHをさせるという点においては優れています。
めちゃめちゃユーザーに優しくない対応ですけど、強制的にでもPHが集まれば再び回り始めますからね。
事実上「破綻させないための一時的な負担をユーザー側に飲ませる」というのがベストな選択でしょうね。①か③かな。
「無くなるよりましでしょ?我慢してください」
ぐらいのアナウンスをすれば、不満は出るでしょうがある程度理解は得られると思いますけどね。
結論:さらばビットリージョンよ、永遠に!?
実際問題、GHで捕まっている人たちの心臓は、すでにビットリージョンの運営の手に握られてしまっているも同然です。
彼らの行動次第で、ビットリージョンは再建するか破綻したままなのかが分かれてきます。
再建するより、新しく別のをやった方が簡単だし稼げる。
という事実を運営が考えていたら最後です。
今、彼らの掲げた理念が、美しいと思える理想的なものなのか、それともただのドス黒い汚物なのか。その真意が問われていると言っていいでしょう。
現在でも新規会員は1日50~100名ずつ増えてはいますが(最近は約10~20名程度まで減少中)、この状況からPHが急増するとは思えません。つまり、前述したとおりユーザー努力による復活はすでに断たれました。
しかし、これだけのトラブルが起きていながら、これまでにまったく対応を行わなかったことで、大きな不信感を持たせてしまったままのビットリージョンが
仮に復活したからと言って、一度離れた人が戻ってくるとは到底思えません。
つまり現状は、
ビットリージョンさようなら。
ありがとう、いい夢を見せてもらえたよ。
みたいなノリの最終回を迎えてしまっているわけです。
一応、「運営側がプールしている500億に値するお金の投入を予定している」という噂もありますが、あくまでそれは噂にすぎず、実際に行動がおきなければ説得力もありません。
実はこの噂は2月の上旬から何度も繰り返されており、毎回その信憑性は薄いです。
今回の騒動がもしも解決するならば、ビットリージョンは最大級の信頼を勝ち取る投資先になりますが、
こうして破綻したビットリージョンが、再生することはあるのでしょうか?
以上、ビットリージョンが破綻に至ったまでに起こった事柄を、個人の視点を混ぜながら語ってみました。
参考になれば幸いです。
天才ビットくん
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