コインチェックが破産する可能性はあるのか?仮に破産した場合はどうなるの?(一部修正)

2018年1月27日

※1/27AM4:00追記
「ビットコインの取引手数料0%じゃない?」という根本的なツッコミをいただきましたので、一部修正を加えています。おや?全然大丈夫かと思ったが、ちょっと苦しくなったw

 

コインチェックが破産する可能性は?

コインチェックが大量のNEM(発表では580億円以上)をハッキングで失ったことにより、会社がどのような対応をするかは今のところ不明です。

というのも、コインチェックとNEM財団も今のところは明確な言及をしていないからです。

一応、コインチェックの現状も踏まえ、破産する可能性について、そして仮に破産した場合どのような結果になるかを素人ながらに調べてみました。

 

素人なんかいΣ゜口゜

そりゃそうです。

法律や経営なんて素人ですから。知ったふりするよりはいいでしょw

僕は立場上、経営は知っとかないとだめなんですけどね・・・

 

まあ"それでもいいから聞きたい"という人だけ見てください(笑)

異論、意見、いろいろあると思いますが、まあた素人がなんか言ってる(笑)ぐらいに聞き流してくださいねw

よく勘違いされますけど、このサイトは素人がやってる個人ブログですからw

 

 

さあ、まずはさっそくコインチェックの状況です。

 

コインチェックは2017年12月時点で、国内でのビットコイン取引額は月間3.1兆円となっています。

情報ソース>>https://jpbitcoin.com/market/volume


※1/27修正しました※
ここからの記事に「あれ?%がおかしくない?」とツッコミが入りましたので、記事内容を修正しています。結構違ってきちゃいましたけど、許して:(つд⊂):゜


 

おい、ビットコインだけで3.1兆円もあるのかよw

この取引量のうちの約0.3~0.4%程度(※売買が1.5%、取引は0%。比率は適当に1対4で計算。このぐらいかな?)が、コインチェックの取引手数料による収入になります。
クレジット購入はかなり手数料を高くとるため、それを加味して恐らくこのぐらいにはなると思います。

出ました。

去年12月の手数料収入は

ビットコインだけで93~124億円程度です。

 

はいはい、

で、法人税、法人事業税、法人住民税(税割り)は赤字の場合0%だし、税金はかからないと考えましょうかね、色々差し引いても80~110億

更にもろもろ低く見積もっても(笑)、だいたい70億~100億程度は12月だけで会社に残ったお金がある。という感じでしょうかね?

だいたいです。だいたい。

他に事業投資してるかもしれませんし、経費がいくらかなんてわかりません。ビットコイン価格の下落で1月の手数料収入は少ないでしょうけど、

ビットコイン取引手数料だけで、このぐらいの金額です。

これに他のコインでの取引手数料が加わります。

コインチェックは国内の48~50%の取引シェアを持っています。まあ全部のコインとは言えませんがね。

ビットコイン以外のアルトコインの手数料が5%ありますが、ビットコインの取引合計価格には全てのアルトコインを足しても届きません。

コインチェックの扱っているコインを今日の世界の取引量で計算すると、ビットコイン9:アルトコイン7ぐらいにはなるんですが、すべてのアルトコインが日本で買われているわけではないため、いいところビットコインの4分の1から5分の1の規模でしょうかね。(※調べるのにちょうどいいところあったら、どなたか教えてください)

まあ韓国の取引が多い通貨なんかも入ったりするので、これは絶対的に正確ではありませんのでご了承ください。

コインチェックのビットコイン取引価格は3.1兆円、その5分の1程度の取引額がアルトコインにあるとして

少なく見積もって月間で5000~6200億円程度と考えれるかな。

それの5%という事は250億~310億が12月の取引手数料?

おや?アルトコイン販売所ってめっちゃ儲かりそうだね?僕もやりたくなってきたよ(笑)

これは正確な数字が出せなかったので、確実だとは口が裂けても言えませんが、

さらに少なく見積もっても、コインチェックは12月、ビットコインとアルトコインを合わせて200億~300億ぐらいは収入があったでしょうね。

 

今回のハッキングでのロスは580億と言われていますから、それを補填すると、もうちょっと頑張れば、一応なんとかなりそうな気もします。

損失をカバーできるぐらいの資金力を、コインチェックが持っているかどうかが焦点です。

ようは、コインチェックの蓄え次第ですね。

12月だけで相当蓄えているはずですが、これまで貯蓄をどれだけ持ってるか。
そして、補償するならするで、そのタイミングも重要になってくるでしょうね。だから会見での補償タイミングの明言なども避けていたと考えられます。

 

あ、ちなみに会社というのは赤字になったら破産する、と考えているんだったら大間違い。

会社ってのは、キャッシュ(現金)がなくなった時破産するものです。赤字になっても、運転資金があるなら倒産しません。
逆に黒字倒産っていうのは売掛金(未回収の売掛金)が多くて、キャッシュがない場合発生するものです。

 

コインチェック側が今回の補填をする分の現金か、売却できる仮想通貨資産を持っているかどうか、そこが焦点になります。

いくら資産を持っていても、銀行やユーザーに支払うお金が足りなかった時は破産しちゃうわけです。

今回の件で、コインチェックは多大な会社イメージダウンを起こすのは確実であり、多くのユーザーが逃げ出そうともがいていますが、

これは大量に顧客が流出した場合、一気にコインチェックの負担が大きくなり支払い超過になってしまい破産させてしまう原因になりかねません。

コインチェック口座を持っている人は、ニュースを聞いてどう思いました?

移動させたいと思ったでしょう?

だから止められているんです。

東京都渋谷区のコインチェック本社前には26日夕、情報を求める利用者や報道陣が集まり騒然となった。同社に口座を持つ20代の男性は「突然取引が止まり不安だ。早く資金を引き出したい」と語った。

↑こんな感じですから

ユーザーの不安による大移動は、今回の損失の穴埋めをできなくする可能性があるわけですね。

人が離れる→収益がなくなる→損失カバーできず→破産。

そう考えると、残っている人が全滅する可能性があるので、焦って仮想通貨の移動をする事は他の人の事を考えない行為にもなります。

まあ止めませんけどねw

やる人は何言ってもやりますし、人によって状況が違いますから仕方なしw
それに、もうコインチェックには愛想が尽きた!という方もいるでしょうし。それも仕方ないでしょうね。

 

たぶんコインチェックはNEM以外に、販売用に大量の仮想通貨資産を保有していると思いますので、経営が悪化するにしても補填するのは大丈夫だと思いますが、潰れる可能性は0ではないわけです。

まだ正式な認可もおりてなかったですっけ?まあ今回の事でコインチェックを罰するようなことは金融庁もしないとは思いますけどね。注意・指導ぐらい入るかな?
国会で議論されるぐらい大事件として扱われたら分かりませんけどね。まあ明日TVでニュースになるか。

 

考えられる可能性としては、トークンの発行もあり得るとは思います。

よくよく海外の取引所なんかは潰れそうになった時、トークンを発行してしばらく支払いを待ってくれ、という感じでユーザーに配布することがあります。

まあ、こういう駄目な時に下手にトークン発行すると、たたかれて爆死するのはいつものパターンですから、それはやらないとは思いますけどね。

まあ仮にコインチェックトークンなんかを付与したとして、
「1か月ごとにこのトークンの3割を上限にNEMに変える。」
みたいな条件をつけてやるんだったら、ユーザーの少なくない数が納得してくれるかもしれません。

もう一つ考えられるのは、出金制限つきでの復旧でしょうかね?
現在資産の〇%までを出金可能とし、残りは翌月以降。みたいな話になる可能性も高いです。

まあ全て可能性の話にしかなりませんけどね。

 

ここまでをまとめると、

まだコインチェック、NEM財団がどう対処するかはわかりませんが、

コインチェックの売り上げからすると、

破産する可能性は低い。

ただし、

ユーザーが一斉に移動すると、収益が急激に悪化し
その可能性がいきなり高まる。

という感じでしょうかね。

もしコインチェックが今回の損失を補填するにしても、それがすぐさま行われる。というのはあまり期待しないほうがいいとは思います。
額が額ですから、一気に補填したらコインチェックは会社がもたないでしょう。
分割してユーザーに返済していくのが一番現実的かな?

まあ実際の社内の状況なんて、会社の経理にでも聞かないとわかんないですけどね。

 

なので、これはあくまで個人的な考えです。参考程度に

 

もしも破産した場合、どうなるの?

もしもコインチェックが破産した場合、持っているお金が一切返ってこないの?

という不安を抱えている方も結構いると思いますが、仮に破産した場合、預金を預けていたユーザーたちはすべて破産債権者になります。

破産時のコインチェックの資産を全て現金化し、破産債権額に応じて債権者たちに配分されることになりますかね。

NEMは持ってないから大丈夫!と思っているとそうでもなかったりします。

というのも、あくまで破産債権額に応じて配分されるわけなので、コインがそのまままるまる返ってくるわけではない可能性が高いです。

破産法の定めるルールに従って破産者の財産が換価処分されて弁済または配当等がなされ,早い者勝ちになったり,力関係の強い者が優先され過ぎたりしないように,公平・平等な解決を図ることができるのです。

もっとも,すべての債権者が,完全に公平・平等に取扱われるのかというと,そういうわけではありません。ここでいう公平・平等とは,形式的な公平・平等という意味ではなく,あくまで実質的な平等です。

債権者が有する債権にはさまざまな種類がありますが,その債権の性質や内容によっては,他の債権よりも優先されるべき理由があるものもあります。

それらを無視して形式的に公平・平等に扱ってしまうと,かえって不公平や不平等を生じてしまうおそれがあります。

そこで,破産法では,債権者の立場は,その有する債権の性質や内容に応じて異なる取扱いがなされるものと定められています。

参考>>https://www.houjintousan.jp/hasan/saikensha/

 

つまり、NEMを持っていない人にも、
破産した場合は影響はあると思った方がいいです。

こんな事を言うと、移動したくなる気持ちが強くなるかもしれませんが隠さずに言っておきます。

仮想通貨取引所がつぶれたのは、国内ではゴックスぐらいしかないので前例が少ないですので確実とは言えませんけどね。

ゴックスは破産の3年後、コインが債権者に戻されたのではなく、あくまでその時の額に応じて返金される。という感じになっていましたが、その後どうなったかは不明です。

ちゃんと債権者に戻されたのかな?

 

まあ、もしも破産したとしても、

気長に待ってたら、2割~3割目減りした現金が返ってくる。

という感じで考えておいた方がいいですね。(※現金化できる資産がない場合、一切返ってこないこともあります。まあ結構持ってるでしょうから0はないでしょうけど)

 

破産せずに身売りする可能性も

赤字を出して損失がカバーできなくなった会社が、借金返済を条件に身売りすることはよくあります。

前述したとおり、コインチェックは国内シェアを高く、国内最大の売り上げ誇る有望な会社です。

コインチェックは金のなる木。と考えてもいいでしょう。

これからの事を考えると、債務整理したコインチャックという会社が、100億~200億で買えるなら傘下に収めたい企業がいると思われます。

それなりにでかい金額ですが、すでに多くのユーザーがいる。
買いたいという企業が国内か海外かはわかりませんけどね。

身売りした場合、コインチェックの負債は全てその会社が払いますから、破産の可能性は0になります。

この可能性も大いにあるね。

むしろ、頼ってこないか待っている企業や銀行がいそう。

株式〇%譲渡を条件に50億までなら出す、子会社にするから全額出す。とかあり得ます。

ビットフライヤーが買って吸収合併したら面白いけどね(笑)

独占禁止法違反って知ってる?え、知らない?ソウデスカ。

 

はい、というわけで、

素人なりにまとめると、コインチェックがゴックス(破産)する可能性と、実際にした場合はこんな感じです。

 

今後の動向としては、

  • 今回の盗難がなぜ起こったか?コインチェックによる原因調査
  • 盗難した犯人が見つかるか?そしてそれが見つかったとして取り返せるのか?(例えば北朝鮮とかが相手だったら無理じゃね?)
  • NEM財団は救済措置的なハードフォークを行うのか?(乗り気ではないのは確実)
  • コインチェックはユーザーにどのような対応・補償ができるのか?
  • ロックされた他の通貨はいつ取引を再開するのか

この辺が注目されますね。

 

僕はどうするかって?

 

放置です放置。

50万ですしね。

がんばれよコインチェック。

だいぶお世話になってたからね。無くなるのも寂しいし、応援したるよw

 

ただ、
明日TVニュースで流れるのは確定だね。

池上彰さんの仮想通貨特集、ちゃんと流れるかねえw

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天才ビットくん

仮想通貨のプロ! ではなくズブズブの素人(笑)2016年9月からこの道に入っています。 このサイトはもともとリアル友人への情報提供の為に作ったものですので、自由にやらせてもらってます。PNの「天才ビットくん」が"ネタである"のに気が付かれない事が多く、天才ビット「さん」と呼ばれたりしてます。お、おぅ・・・ww 天才ビットくんについてはwikipediaでも調べてみてくださいww 順次仮想通貨に関する情報を公開していきますが、あくまで趣味でやっているから更新遅いけど許してー。